販売士

販売士

日本の経済はかなり前から停滞しているとされていますが、
近年若干回復の兆しを見せてきています。

しかし経済が回復してくるとにわかに元気になってくるのが販売・流通業ではないでしょうか。
景気が良くなれば多くの人が物を買います。

人がたくさん物を買うとお金が回るためさらに景気が良くなるという良い循環が生まれるのです。

しかしこの流通業界を取り巻く環境はこの数十年で劇的に変化してきました。
そのため現在ではその環境の変化に適応しつつ顧客の必要とする商品を見極めて仕入れるとともに、
販売まで効率的に行うことのできる販売のプロが求められています。

ニーズに応えるための資格

そのようなニーズに応えるべく定められている資格が販売士という資格です。
販売士は日本商工会議所が行う販売士検定試験に合格した人が得られる資格です。
流通業界で唯一の公的資格であるため激動する流通業界において非常に必要とされている資格となっています。

【参考】販売士の資格について|商工会議所の検定試験

販売士は販売に必要な商品知識、販売技術、マーケティングなどの高度な知識を持っており、
さらに従業員の育成や仕入れ・在庫の管理などの知識も得ることができます。

1級から3級までの資格がありますが、
1級の資格所有者はトップマネジメント全般に関する商品計画を行ったり、
マーケティング政策の立案などに携わったりします。この販売士の資格では、
オペレーション・マネージメントという学問を学ぶ必要があります。
これは、販売士として店舗のマーティングを行うためには必要な知識であり、
資格取得に際しては欠かせない学問であるということができます。

もちろん販売士の資格を取得するためには別の学問をも学ばなければなりませんが、
こうした部分をしっかり学んでおくことがとても重要になってきます。

ただ販売員は知識があれば良いというものでもないのが特徴とも言えます。
仕入れ関係などではもちろん知識が要求されますし、
接客をするにしても基本的なマナーを知っておく必要があります。

しかし知識があっても実際の現場での立ち回りがうまくできないという人も存在するのが事実です。
資格を習得するだけでなく、現場での経験を重ねることも必要になってきます。

ですが資格や知識があることに越したことはありませんし、
2級、1級とレベルの高い資格を取得することができれば販売員からのステップアップも見込めます。

運転免許も必須

また販売士の資格と一緒にあると便利なのが運転免許です。
なぜ運転免許があると便利なのかと言うと、販売士としてマネージメントを行う際などに
車で移動することが多くなります。
電車やバスなどの交通機関を使うことも可能ですが、
1日に何店舗も回るということもあるため、そうした際に車で移動することが出来れば
とても楽ですよね。

運転免許は合宿免許であれば、2~3週間程で免許を取得することも可能です。
ほとんどの場合は大学生の長期休みを利用して取得するか、
社会人になった後は有給を利用して取得するという方法もあります。

オフシーズンを狙って安く行ったり、シングルルームを完備している教習所もあるので、
プライベートを確保したい場合にはそういったところを選ぶのもおすすめですよ。

運転免許証があれば、販売士の資格の更新の際などにも身分証明書としても利用でき、
一石二鳥ですよね。

これから販売員を目指している人はもちろん、
既に販売員として働いている人もぜひ積極的に取りたい資格ですね。

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