公認会計士

公認会計士とは

誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
こちらでは、大変有名な「公認会計士」についてご紹介します。

公認会計士とは、職業名であり試験の名称でもあります。
まずは、職業としての公認会計士について説明します。

公認会計士とはどんな仕事か

公認会計士試験の主催である「公認会計士・監査審査会」の規定する公認会計士は以下の通りです。

公認会計士は、監査、会計の専門家として、独立した立場で、財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社の公正な事業活動、投資者や債権者の保護等を図り、経済の健全な発展に寄与することを使命にしています。

引用元:公認会計士試験パンフレット

公認会計士の始まり

そもそもは産業革命時のイギリスにおいて、
専門職としての公認会計士が形成されたのが始まりとされています。

その後、資本主義社会の発展に伴い、
公認会計士の立場もゆるぎないものになっていきました。

日本で公認会計士になる為には、監査事務所に就職後、
見習いを経て試験に合格するか(全体の1/3程度)、
最近隆盛してきている対企業向けコンサルティング業に携わるために試験を受け合格するか
(全体の2/3程度)といった道が考えられます。

ですので、「会計のプロフェッショナルになりたい人」または
「自分の知識でクライアントの役に立ちたい人」が
公認会計士を目指すのに相応しい人と言えます。

公認会計士試験概要

詳しくは公式ホームページやパンフレットにてご確認いただきたいのですが、
こちらにも簡単な概要をまとめておきます。

合格率6.5%(平成23年試験)

試験日 【短答式試験】年2回(12月、5月)
【論文式試験】8月(短答式試験の合格者のみ)
科目 【短答式試験】財務会計論、管理会計論、監査論、企業法
【論文式試験】(必須)会計学、監査論、企業法、租税法
(選択)経営学、経済学、民法、統計学
※選択科目は、4科目中から1科目のみ
受験料 19,500円※印紙を願書に貼るという形で支払います。
試験会場 東京都、大阪府、北海道、宮城県、愛知県、石川県、
広島県、香川県、熊本県、福岡県、沖縄県

合格率の低さに思わずひるんでしまいますが、
合格すれば一生食べるに困らない資格です。

従って、男性ばかりでなく出産や子育てという
ステージが待っている女性の方にも人気が出始めています。

(平成23年の時点で、5人に1人は、女性の公認会計士が誕生しているそうです)

公認会計士の求人

公認会計士の資格に合格した場合、そのまますぐに公認会計士として独立してやっていけるわけではありません。
資格を取得した後は、実務経験を経てようやくプロの公認会計士として認定されることになります。

現在、会計士・税理士事務所は人手不足でもあり、積極的に新卒や未経験の人を受け入れる体制が整っています。

会計系の専用求人サイトを確認すると、多くの事務所で「未経験OK」、「女性歓迎」といったタグが付けられています。
『参考:公認会計士の求人|会計求人PLUS(プラス)

このように会計系の業界は現在若手育成を進めている段階ですので、ぜひ気負いをせずに公認会計士の世界に飛び込んでみてください。

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