ITパスポート
近年注目され始めた資格の中にITパスポートという資格があります。
名前だけ聞いたのではどのような資格なのかよくわかりませんが、
このITパスポートという資格はどのようなものなのでしょうか。
ITパスポートという資格自体は2009年に制定された国家資格です。
まだ日が浅い資格であるとはいえ、
毎年10万人が受験するほどの人気資格になっています。
この資格はIT、つまり情報技術を用いた基礎的な知識を持っているという事を
証明するための資格ということになるでしょう。
パスポートという言葉が使われていることからわかるとおり、
自分が情報技術に関する知識をある程度持っているという事を
国家が企業等に対して保証してくれることを意味しているのです。
基本的なことではありますが、ITを用いた企業経営・企業管理などに
関する幅広い知識を取り入れることができ、
将来転職などを考えるときに非常に役立つ資格として注目が集まっているのです。
さらに近年ではインターネットの普及や情報量の増加に伴って
情報技術に長けている資格所有者は大変重宝されます。
ITパスポートの概要はといいますと、
出題される内容はIT・経営全般の基礎知識や、セキュリティに関する知識、
そして新しい技術動向に関する問題や、
実務で遭遇する身近な場面での問題が多く出題されるので、
いろいろな角度からITの基礎知識を身につけておかなければなりません。
ほぼ毎日試験をやっている
試験はほぼ毎日のように行われていますので、
事前に受検の申し込みをすれば好きな時期に受検することが可能です。
試験時間は165分。
ストラテジ分野・マネジメント分野・テクノロジ分野の3分野から出題され、
それぞれの分野の得点が30%以上、
総合得点で600点以上の両方を満たせば合格とされています。
どの分野も平均的に得点を取らなければならないという難しさがある一方、
分野別に分かれているので、自分の苦手分野が数値として分かるように
なっていて、自己分析や勉強もしやすい資格です。
もちろんITパスポートを取得するのは楽な道のりではありませんが、
将来有望な資格ですので、転職などの可能性を考慮しつつ
資格取得のために努力することができるでしょう。
勉強方法は、テキスト学習がメジャーです。
ITパスポート用のテキストがあるので、学生の方や社会人で働いている方も
学校・仕事の合間を見つけてコツコツと勉強をしていきましょう。
そして、定期的に過去問題集を解いて自分の実力を試し、
苦手な分野はどこなのかを把握していくことをおすすめします。
就活にはもちろん、どんな業種にもきっと役に立つ資格です。
どんな人にとっても知っていて損は無い知識になるので、
興味をもたれた方は、是非勉強してみてはいかがでしょうか。