司法書士

司法書士とは

司法書士というと、
身近にいる法律の専門家というイメージが強いものではないでしょうか。

借金のことであったり、
相続のことであったり自分の家の問題を適切なアドバイスにより解決をしてくれる強い味方です。

そして司法書士の活躍できる場面は多岐にわたっており、
業務内容について、司法書士法第3条及び第29条に規定されています。

主に、裁判事務、商業登記、
不動産登記など国などに提出する書類の作成や代理業務を行っています。

少しでもイメージがわくように身近なケースを紹介していきましょう。
裁判事務は依頼者が離婚をしたいと思っているが、
相手が離婚に同意をしてくれないときなどに家庭裁判所へ出す書類の作成を行う事もできます。

他にも、簡易裁判所管轄の民事訴訟手続きなど民事関連の手続きも代行することが可能です。
商業登記は企業設立に関することや、企業の解散、
清算など企業の登記に関する手続きの関連書類を作成します。

不動産登記は今持っている土地を子供に贈与するときの手続きについて、
今は土地をもっていないけど今後は家を持ちたいときに必要な手続きなどのアドバイスなどをしてくれます。

試験について

司法書士試験は法務省が実施する国家資格ですが、
司法試験と異なり受験資格は特になく、誰でも受験することが可能です。

試験は年1回筆記試験が7月、筆記試験合格者のみが受けられる口述試験が10月上旬、
合格発表が10月下旬から11月上旬くらいに発表されます。

法務省のホームページからも合格確認をすることができます。

筆記試験では、午前と午後の2部制になっており、
午前は多選択肢択一式35問、午後は多肢択一式35問と記述式が2問出題されます。

各試験には基準点というものがあり、それを達さない場合は不合格となります。
なので、午前の試験結果がよくて、
午後の試験が思わしくなかった場合でも全ての試験で基準点を達していれば合格となります。

資格取得後は司法書士会へ入会し、
日本司法書士会連合会が行う司法書士名簿への登録後初めて
この司法書士の業務を行うことができます。

なので、資格取得したからすぐに仕事ができるというわけではないので注意してください。

日本司法書士会連合会のサイトに詳しく掲載しているので一度ご覧になってみてくださいね。
司法書士は女性も活躍しやすい職業ですし、仕事を通して様々な経験を積むことができます。

合格率は2%台を推移しているので決して簡単な資格ではありませんが、
一度チャレンジしてみるのもいいですよ。

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